高齢者支援センターでは、身元保証依頼を施設、または病院を介してご相談を受ける事が多々あります。
入院または施設入居で、自宅の家財道具を処分して欲しいと依頼を受けた時は少し複雑な思いがあります。
ご本人からのご依頼であっても、そこには
「一人で戻れないから仕方ない、処分しかない」
そんな心境でご依頼されるのです。
ご自宅を確認に伺うと、そこには生活をしていた形が見えます。
何が好きだったか?
何を趣味として楽しんでいたか?
家族との想い出のアルバム等。
病院や施設には持ち込めないだけのたくさんのその人の証です。
残念ながら、処分しなければなりません。
高齢者支援の業務に携わって一番切なく感じます。
自宅にはもう戻れなくても、これからの居場所が終の棲家として
安心して心静かに日々を過ごしてもらえる様にといつも願い、 思います。